私は小さい頃から猫が大好きで今まで沢山の猫と一緒に暮らしてきました。
当然出会いの数だけ別れがあります。
中でも一番心に残っている猫は、私が社会人になって初めて飼った猫です。
14年間楽しい時も悲しい時も共に暮らした愛猫は家族当然で、
亡くなった時は心に大きな穴が開いてしまったような感じでした。
愛猫の亡骸を前に何も考える事が出来ず、ただただ悲しい気持ちでしたが、
早く供養してあげなくてはと思い、ペット霊園に連絡しました。
ペット霊園も色々ありますが、私が選んだところは人と同じ様に、
僧侶の方がお経をあげて供養してくれるペット霊園でした。
電話連絡するとお坊さんの落ち着いた優しい声に癒され、
気持ちがとても救われた事を思えています。
次の日に箱に入れ綺麗な花で飾り付けた愛猫の亡骸を持って、
ペット霊園に行きました。
観音様の前に愛猫を安置し、読経が始まると今までの思い出が蘇り、
涙が溢れましたが不思議と悲しい気持ちだけでなく、
今までありがとうと言う感謝の気持ちで一杯になりました。
愛猫にお経をあげてもらう事は、飼い主が悲しみに溢れた心を整理をし、
今までの楽しかった愛猫との日々と出会いに感謝するきっかけになると思います。
お坊さんのお経の後、愛猫を火葬して頂きました。
愛猫のお骨を拾い、綺麗な骨壺に入れてペット霊園を後にしましたが、
愛猫を最後まで看取れた事を実感し、愛猫はきっと天国で元気に走り回っていると言う、
気持ちになる事が出来ました。
最愛の愛猫を看取る事はとても辛く、一緒に暮らした日々を思い出すだけで涙が出てきますが、
愛猫と出会い生涯を共に出来た事は一生の宝物です。
ペット霊園で愛猫を供養して頂いた事で、前向きな気持ちになれましたし、
私にとって大切な思い出の一つになりました。