飼い始めて11年目になる雑種のジョンちゃんは、叔母さんからもらいました。生まれたては一番小さくて大人しかったのですが、成長するにつれ、とてもヤンチャな子になってきました。まだ小さかったころ、近くの公園デビューしたときのことです。池に藻が一面に張っていたので陸続きと勘違いしたジョンちゃんが池にダイブしてしまったことがありました。すぐに助けたのですが、それ以来しばらくは水恐怖症になっていました。
今はもうそんなことは忘れて川にジャブジャブ入っていきます。以前住んでいた家の前は小学生たちの通学路だったので、通る子たちによって色々な名前で呼ばれていました。ジョンちゃんに見つからないように通るのをゲームのように楽しんでいる子もいて、ジョンちゃんの方も尻尾を振りながらワンワン楽しんでました。最近はちょっとだけ年をとってきたのか、庭で居眠りも多くなってきました。ジョンちゃんの目の前に置いてるご飯は、やってくるハトやスズメや時には野良猫が食べていたりします。ジョンちゃんはそれをまるでおじいちゃんのように眺めています。
ジョンちゃんという名前は、子供のころに近似の子たちと親たちに内緒で育てていた野良犬の名前からとりました。気立てが優しくていつも尻尾を振って、子供たちの人気者でした。後で思い返してみるとメスだったのですがオスっぽい名前をつけられていました。すごくいい子だったので最終的には犬好きな人にもらわれて飼い犬になっていました。
大人になってから野良犬ジョンちゃんのことをよく思い出していたので、始めて飼った犬に同じ名前をつけました。